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東工大がリュウグウの同位体組成を測定 クロム同位体組成の局所的不均質を発見

東京工業大学の横山哲也教授らの研究グループは13日、小惑星「リュウグウ」の同位体組成を測定し、リュウグウで生じた激しい水質変成と水循環により、クロム同位体組成の局所的な不均質が生じたことを突き止めた。

研究グループは、計5つのリュウグウ試料を対象に、クロムとチタンの核合成起源同位体異常を測定。その結果、クロム同位体異常に有意な変動が見られた。その要因として太陽系形成から約520万年後にリュウグウ母天体で生じた水質変成に伴う水循環と2次鉱物の沈殿と推察している。

天体が持っていたクロム同位体組成について知るには、今回測定に用いた試料のような小片試料では不十分であり、よりサイズの大きな試料の分析が必要だとした。