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兵庫医大などが包括的高度慢性肢虚血への治験開始 安価で革新的治療を目指す

兵庫医科大学などは7日、包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)患者を対象とした治験を開始した。CLTIを対象とした細胞移植による血管新生療法の開発が行われてきたが、その有効性はいまだ十分なものではない。この治験はより安価な治療法の開発に貢献する可能性がある。

血管新生効果は移植細胞による直接的寄与よりも間接的寄与が重要とされている。だが、単核細胞などの移植細胞は早期に体循環することで、虚血組織に留まることが少ないという報告がある。移植細胞を長い期間虚血組織に残すことで血管新生効果の飛躍的な向上が期待できるとされる。

研究グループは、細胞移植による血管新生療法の向上を目指して、移植細胞と接着させて移動させられる「ICS-001」の開発を行った。これを使うことでより安価な治療が可能となるという。ICS-001を用いた血管新生療法確立を目的とした治験を開始した。