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ブロッコリーの「芽」で糖尿病抑制 東北大教授らが明らかに

東北大学の斎藤芳郎教授らの研究グループは7日、ブロッコリースプラウトに含まれる食品成分スルフォラファン(SFN)がセレノプロテインP(SeP)の生成を抑制することを、培養肝細胞及びマウス投与モデルで明らかにしたと発表した。糖尿病の新たな治療法につながる可能性もある。ブロッコリースプラウトは、よく食卓に上るブロッコリーの「芽」のこと。ブロッコリーよりも栄養価が高く、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの高い抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれるといわれている。

研究グループは培養肝細胞HepG2を用いた検討からブロッコリースプラウトに含まれるSFNがSePを低下させる効果があることを発見した。SFNは肝細胞のSeP分解を促進して、その生成を抑制するという。

SFNは抗酸化酵素の発現を制御する転写因子Nrf2の活性化剤としても知られているが、その作用とは独立していることも分かった。これはSFNがNrf2活性化を介した健康増進だけでなく、別の機構による糖尿病抑制に寄与する可能性を示している。

研究グループは「SePの抑制剤開発などに貢献することで、糖尿病をはじめとした生活習慣病を予防する新たな戦略の開発が期待される」とコメントしている。