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JAEAと三菱重工など4社が米テラパワーとの覚書を拡大 高速炉・実証炉開発で協力

日本原子力研究開発機構(JAEA)と三菱重工業㈱、三菱FBRシステムズ㈱、米国テラパワー社は、昨年締結した「ナトリウム冷却高速炉技術に関する覚書」の内容に、それぞれの高速炉実証計画を含むよう先月末に拡大した。

これにより、日本の高速炉、実証炉開発をテラパワーと日本が協力して行うことが可能となる。今回の改定では高速炉の経済性向上のための概念大型化、金属燃料の安全性などを新たな協力の議論の範囲として追加した。

JAEAの小口正範理事長は「国際協力は開発を効率的に進めるうえで重要であり、テラパワー社との拡大された覚書を通じ日米間の高速炉開発協力を発展していきたい」とコメントしている。