情報通信研究機構（ＮＩＣＴ）はサイバー攻撃の実態把握と対策のためのプロジェクト「Ｗａｒｐ Ｄｒｉｖｅ」をアップデートした。アニメ「攻殻機動隊」の世界に没入しながら、セキュリティ知識を習得できるゲーム機能を導入している。１６日からポータルサイトで無償ダウンロードができる。

ゲームでは利用者が攻殻機動隊の新人捜査員となり、訓練プログラムを受ける。各種コースで戦車「タチコマ」を操作しながら、セキュリティやＩＴにまつわる３択クイズを解いていく。コースをクリアすると、作中に登場するキャラクターのメダルが獲得できる。全てを獲得するためにコースを回っていく中で、ＩＴ知識を身に付けることが可能だ。

ＮＩＣＴは今後について「Ｗａｒｐ Ｄｒｉｖｅは継続的なアップデートを行うことで、より多くの参加ユーザーを募り、Ｗｅｂ媒介型サイバー攻撃の実態解明や対策展開をさらに進めて、Ｗｅｂ空間の安全性向上を目指す」とコメントしている。