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情報研、フェイク顔映像の真贋自動判定プログラム「SYNTHETIQ VISION」のライセンス事業者を募集 ~NIIの最新AI研究成果を社会に広めるパートナー企業を求む~

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構国立情報学研究所(NIIは、NIIが開発したフェイク顔映像の自動判定プログラム「SYNTHETIQシンセティック VISIONビジョン」のライセンス事業を行う事業者の提案」を5月24日から募集している。募集期間は7月31日まで。

e-KYC(electronic Know Your Customer:オンライン本人確認)の普及やフェイク映像の増加などで、シンセティックメディア(AIで作り出された映像)の真贋判定に対する社会的な期待やニーズが急速に増大してきた。

これらに対応して企業がビジネスを持続的に実施できる環境が求められており、最新の研究成果を希望する企業が効率的かつ速やかに活用できることが求められている。

この課題を解決するため、NIIの研究成果であるフェイク顔映像の真贋を自動判定するプログラム「SYNTHETIQ VISION」の技術移転を円滑に進めることを目的として事業を行う企業を募集する。NIIと当該企業が連携し研究成果を幅広く社会に広めることを目指す。

「SYNTHETIQ VISION: Synthetic video detector」は、NIIシンセティックメディア国際研究センターが開発したAIで生成された顔映像等の真贋を判定する一連のプロセスを自動化するプログラム。映像の真贋判定にはNIIが研究してきた深層学習モデルを用いている。