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冷え性・むくみが改善 オリザ油化が近畿大との共同研究でフェムベリーの効能発見

オリザ油化㈱は、冷え性・むくみ改善とバリア機能促進素材としてフェムベリー(ストロベリーグアバエキス)を今秋の食品開発展で市販を始めると発表した。近畿大学の森川敏夫教授と共同で研究を行った結果、アデノシンが含まれていることを確認。現在、特許を出願中だ。

ストロベリーグアバ(イエロー)の果実

アデノシンは血小板凝集抑制作用や血管拡張作用を有する水溶液成分だ。ストロベリーグアバには、それに加えて、皮膚や血管のバリア機能を改善するジガラクトシルジアシルグリセロールが含まれていることが分かった。

研究によって、フェムベリーには血小板凝集抑制作用、低温負荷からの体温回復作用、むくみ改善作用、皮膚と血管のバリア機能が含まれていることが分かった。

この結果を踏まえ、同社は「フェムベリーを血流改善によるむくみや冷え性の改善などを訴求した美肌訴求製品にも使えるフェムケア素材として位置付ける」と発表。「風味もよく水溶性にも優れているので、幅広い加工食品に配合されることを期待している」としている。