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白血球アフェレーシス中の血清カルシウム値の変動 京大研究Gが解析

京都大学の髙折晃史教授らの研究グループは、細胞療法を目的とした白血球アフェレーシスを受けた76症例を対象に、アフェレーシス中と終了後の血清カルシウム値の変動を解析した。結果、多くの症例で血清中のカルシウムイオンのリバウンド現象が確認されたと、13日に発表した。

京大医学部附属病院で自家/同種造血幹細胞移植もしくはCAR-T細胞療法を目的にアフェレーシスを実施された76例を対象に、実施前、終了時、終了1時間後のカルシウム値を計測。その変動と、変動に関わる因子を調査した。

その結果、多くの症例では、アフェレーシス実施中には低カルシウム血症をきたしているものの、終了後には高カルシウム血症となっていることが分かった。

研究グループは「本研究によって、白血球アフェレーシスの最中のみならず、終了後のカルシウム変動を考慮した管理を行うことが可能となり、細胞採取を受ける患者さんとドナーの安全につながる。最終的には細胞療法をより円滑に行うことに寄与できる」と説明している。