リアルタイム音声変換技術の利用例
日本電信電話(NTT)は17日、高品質で低遅延な音声変換技術を考案したと発表した。ウェブ会議やライブ配信でリアルタイム音声変換が可能になるという。発声機能障害や説得力あるスピーチ、声の震え解消など音声による意思疎通を豊かにすることができるとしている。
NTTは技術のポイントとして、高い変換性能と遅くない変換処理技術を掲げている。これまでの音声変換ではできなかった音声表現の獲得により、高品質な特徴量変換を獲得した。従来法と今回の手法の音声品質を比較したところ、これまでの方法を凌ぐ結果が得られているという。
NTTは今後について「実環境使用を想定した対雑音性向上や安定性向上などに取り組むと共に、なりすましへの対策などにも取り組み、より安心して好みの音声でコミュニケーションできる未来を目指す」としている。