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従来と新規の人工股関節の骨密度変化を比較 新規型は骨密度が高く 従来型は皮質骨と接触大きい 大阪公立大

ステムのイメージ

大阪公立大学の大山洋平大学院生らの研究グループは、股関節のインプラントのために必要なステムは従来型が新規型よりも大たい骨の骨密度が高いこと、ステム遠位部では新規型が従来型より骨の外側部分である皮質骨との接触面積が大きいことが判明した。

従来型ステム「CORAIL」を使用した 36 例と新規ステム「AMIStem-H」を使用した30例のステム周囲骨密度変化と大たい骨との接触状態を調査した。

骨密度の変化について、従来型ステムの手術2年後の大たい骨近位内側の骨密度は増加したが、新規ステムでは減少し有意な差があった。大たい骨との接触状態は、従来型は皮質骨との接触が少ない一方で、新規型は遠位部で大きく接触していた。

大山大学院生は「人口関節を一生ものにするための治療戦略の一助になれば幸いだ」としている。