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肺が線維化する難病「間質性肺炎」 血液で病状の進行性を予測可能 予後改善に貢献 阪大

大阪大学の白井雄也助教らの研究グループは11日、呼吸困難などの症状をきたして肺が線維化する難病「間質性肺炎」に関して、予測に利用できる新たな病状の変化の指標となる体内の物質として「肺サーファクタントたんぱくB (SP-B)」を世界で初めて発見したと発表した。米国誌「ジェイシーアイ・インサイト」の電子版に同日付で掲載されている。

研究グループは新規メッセンジャーとして細胞・組織間コミュニケーション手段として機能することが注目されている血中の細胞外小胞(エクソソーム)に着目。最新の技術を駆使して、従来から利用されてきたバイオマーカーの「KL-6」や「SP-D」よりもSP-Bは、間質性肺炎と強く相関を示し、リスクの高い患者を早期に捉えることが可能であったという。

グループは意義について「SP-B を測定することにより、進行性の間質性肺炎患者を早期に同定可能となり、抗線維化薬などの早期治療によって予後を改善することが期待される」としている。