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NIMSAwardに東大の幾原雄一特別研究教授 独レーゲンベルク大のフランツ J. ギーシブル教授

幾原雄一・東大特別研究教授

物質・材料研究機構(NIMS)は6日、世の中にインパクトのある成果をあげた人におくる「NIMSAward」の受賞者を、東京大学の幾原雄一特別研究教授と独レーゲンベルク大学のフランツ J. ギーシブル教授に決定した。

NIMSは物質や材料に関わる科学技術において優れた業績を残した研究者に国際賞「NIMSAward」を授与し、その功績を称えている。

幾原特別研究教授は、試料の内部組織や構造情報を得られる「透過電子顕微鏡法(TEM)」の開発と高分解能計測手法の発展を先導などが評価された。NIMSは「革新的電子顕微鏡法と装置の開発、それらを用いた粒界・界面の解析は、セラミックスをはじめとする材料の機能発現のさまざまなメカニズム解明につながっており、材料科学に大きな貢献をされた」としている。

ギージブル教授は、世界で初めて非接触型の原子間力顕微鏡による原子分解能を達成した功績や自己検出型フォースセンサーであるチューニングフォークセンサーの開発、極低温動作の走査型プローブ顕微鏡を開発するとともに、高分解能計測に必要な理論も提唱したことなどが讃えられている。

つくば国際会議場(茨城県つくば市)で11月に授賞式と受賞記念講演「NIMS Award Symposium 2024」が開催される予定となっている。