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南海トラフ地震に関するスロースリップをモニタリングする新技術を開発 静岡県立大×JAMSTEC×防災科研

静岡県立大学と海洋研究開発機構(JAMSTEC)、防災科学技術研究所は共同で、地震・津波観測監視システム「DONET」を用い、南海トラフのスロースリップ推移を監視する技術の開発に成功した。専門誌「ジャーナル・オブ・サイスモロジー」の6日付の電子版に掲載される。

南海トラフのプレート境界ではゆっくりとプレートが滑ることがしばしばおこる。これは南海トラフ地震と関連する可能性のある現象であり、このモニタリングは地震防災において重要だという。

3者は小さな地震と大きな地震の発生割合を示す指標「b値(ビーチ)」を使う新技術を生み出した。スロースリップイベント(SSE)が起きた場所周辺の力のかかり具合の観察にb値が使える可能性に着目。2016~17年にかけて紀伊水道沖で技術開発をした。

その結果、漏れのないデータのみを用いてb値を算出する技術を発明した。グループは「本技術は、SSE が滑りはじめた後、その滑りが継続しているか、おさまりつつあるかを評価できるものだ」とし「現在、実用化に向けた研究を進めている」と発表している。