文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
新たな眼底疾患診断トレーニング法 広島大教授らが開発 画像生成AIで精度が3割アップ

広島大学の田淵仁志寄附講座教授らの研究グループは、人工知能(AI)を使った網膜疾患の画像診断トレーニング方法を開発した。これはAIが人間のスキルを代替するのではなく、強化してくれる可能性を示している。

研究グループは画像生成系AIモデル「Stable Diffusion 1.0」で生成した600枚の合成網膜画像を用いたeラーニングを161人の視能訓練士過程の全 4学年を対象に実施した。

学生は平均53分でコースを完了。診断精度が有意に向上しており、超広角画像の平均診断正答率は学習前43.6%から74.1%に上昇。標準画角画像では42.7%から68.7%に向上していた。

研究グループは「最新撮影デバイスに対する眼科専門医の診断技術を大量のAI合成画像トレーニングによりブラッシュアップする医師の生涯学習ツールとして提供ことが可能だ」と指摘。「AIによる人のスキル向上、ラーニングカーブの著しい短縮はAI活用の新しい視点である」と評価している。