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明るい部屋で鮮明な映像を表示可能なプロジェクションマッピング 阪大教授らが世界初実現

大阪大学の佐藤宏介教授らの研究グループは、世界で初めて明るい部屋でも鮮明な映像を表示可能なプロジェクションマッピングを、世界で初めて実現した。

これまで、明るい環境でのプロジェクションマッピングは、投影された映像に環境光が混ざってしまい、不鮮明な映像しか表示できなかった。一方で、暗ければデザインに参加する人々の間のコミュニケーションが難しくなることや照明のもとで評価をできないという課題が指摘されていた。

研究グループは、映像を投影するだけでなく、照明器具としてもプロジェクタを利用することを発想。そして、一般的な照明器具をプロジェクタで置き換え、プロジェクションマッピングの対象だけを照射しない照明技術を開発した。

これによって、明るい部屋の中で対象だけが暗くなるという照明環境をつくりだし、プロジェクション映像と照明との混ざり合いを解消することで、明るい部屋でも鮮明なプロジェクションマッピングを実現した。

グループの岩井大輔准教授は「実際に明るい部屋でプロジェクションマッピングされたものを見てみると、暗い環境のときと比べて、質感がかなり異なるという新たな発見もあった」とし「今後は人間の知覚や認知との関係についても調査を深めていく」と説明している。