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「謙虚なリーダー」は従量員の力を引き出す  東大特任教授らが調査研究 職場で管理者が心理的安全性に果たす役割

東京大学の松尾朗子特任助教らの研究グループは、リーダーの謙虚さが高まると心理的安全性が高まること、労働者が十分な仕事を遂行する状態に導くことを明らかにしている。

研究グループは複数企業からリクルートした462人の参加者がオンライン調査に回答。このアンケートは、体調不良をなどで労働生産性が落ちる「プレゼンティーズム」を測定する項目と心理的安全性尺度、表出された謙虚さ尺度などから構成された。

その分析結果から、謙虚なリーダーが心理的安全性を高め、それによって労働者が仕事を十分に遂行できない状態を低減することが示された。謙虚さがそのまま軽減につながるのではなく、心理的安全性を介して働きかけているという。

研究グループは「組織研究を西洋以外の文化的な文脈で理解する上での新しい試みでもある」とし「研究から、日本における健康経営の方向性を模索する手がかりを得られるかもしれない」と説明している。