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世界初の大流量・高効率の液化水素ポンプ 京大が企業と開発 水素コスト減に貢献

京都大学とポンプ大手の酉島製作所は、高温超電導モータを搭載した世界初となる大流量・高効率の液化水素ポンプを開発し、その運転試験に成功した。水素コストの大幅な低減に貢献できる可能性がある。

カーボンニュートラルの達成には水素コストの削減は必須の課題。京大と同社はそのためのポンプの開発に2021年から挑戦を続けていた。新たなポンプの特長は1分に5000回転という高速性と液化水素のガス化抑制だ。効率的な液化水素の昇圧が可能になるという。

両社は「2030年以降の水素サプライチェーン商用化に向けて、さらなる大流量、高圧力をめざして開発を進めていく」と力を込めている。