ＡＩを活用した対話式ＩＣＴ 教材の開発を行う㈱すららネットは、経済産業省の２０２３年度「未来の教室」実証事業に採択された。今年度は、「ＥｄＴｅｃｈを利用した探究と教科学習の連動によるＤＸ人材の育成モデル創出」に取り組む。

未来の教室はさまざまな個性の子どもたちが、未来を創る当事者になるための学習環境づくりを目指す経産省の事業。

すららネットでは、自ら考える力を醸成する学習環境を作るために必要なこととして「データ利活用による学ぶ意欲の向上」、「個別最適化による学び方の自由度・選択の自由度の向上」「場所や時間を問わない新しい学び方による学習の効率化及び定着の向上」の３点に注目している。

実証事業では三重県立の工業系高校をフィールドとして、同県が目指すＤＸ人材育成との連動を図り継続的な事業化を目標とする。実証ではＩＣＴ教材「すらら」を使い基礎学力の定着と深掘りをしていく学習を自ら行う状況につなげる。

すららネットは「本実証により、ＤＸ人材の育成モデルやスキームの確立を目指し、社会課題の解決に寄与していきたい」としている。