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来春運用開始「ナノテラス」 文科省が全国8都市で説明会

現在、宮城県仙台市に建設中の次世代放射光施設ナノテラスが、来年4月からいよいよ運用が開始する予定。文部科学省では、ナノテラスのアウトリーチ活動の一環として、説明会を今年6月下旬から全国8都市で開催する。

ナノテラスを広く産学官に利用してもらうことを目的に、学生や研究者、また、産業界に対して、利用方法を分かりやすく紹介する。また、現地参加者限定の個別相談も実施する予定。同省では多くの参加を呼び掛けている。

「ナノテラス」を簡単に説明すると、〝ナノの世界を照らしてくれる世界最先端の研究施設〟。太陽光の10億倍のとてつもなく明るいエックス線が利用可で、これまで暗くてぼやけていた〝ナノの世界〟を鮮明に見ることができる。自動車・タイヤ・産業用機械・電子機器・電子部品・化学・非金属・金属・エネルギー・製薬・化粧品・ヘルスケア・金融・農業・食品等の、幅広い分野の研究開発・ものづくりへの活用に期待が高まっている。

■説明内容

○ナノテラスの概要に(文部科学省)

○学生や研究者向けの利用方法(量子科学技術研究開発機構)

○産業界向けの利用方法に(光科学イノベーションセンター)

○【現地参加者限定】担当者との個別相談

■日時・会場(事前登録制・先着順)

☆6月26日㈪午後1時30分~3時30分 東北大(定員290名)

☆6月28日㈬午後1時~3時00分 東京工業大(定員610名)

☆7月5日㈬午後1時~3時 立命館大大阪いばらきキャンパス(定員300名)

☆7月13日㈭午後1時30分~3時 名古屋大東山キャンパス(定員300名)

☆7月18日㈫午後1時~3時 北海道大札幌キャンパス」(定員230名)

☆7月26日㈬午後1時~3時 広島大霞キャンパス(定員440名)

☆7月28日㈮午後1時~3時 筑波大(定員250名)

☆7月31日㈪午後1~3時 九州大伊都キャンパス(定員280名)

■ハイブリッド開催

各回、オンライン傍聴も可(定員500名)