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東京国立博物館で「お札を創る工芸官の伝統伎」を11日から実施 紙幣の設計を担う工芸館の技を紹介

国立印刷局は11~来月15日まで東京国立博物館(東京都台東区上野)で、新紙幣発行記念「お札を創る工芸官の伝統伎~すき入れと凹版印刷の芸術の世界~」を開催する。

国立印刷局は日本銀行券や証券、パスポートなどの製造をしている。その際には、工芸官と呼ばれる専門職員が設計する。原版作成は手作業で行われており、専用の彫刻刀を使い熟練の技術で実施されているという。

展示では紙幣の設計を担う工芸官の高い技術と魅力を伝える。すき入れ美術紙18点と凸版彫刻画18点が公開される。国立印刷局所蔵の工芸作品を初めて展示する機会となる。

時間は午前9時30分~午後5時で、会場は同博物館の平成館1階ガイダンスルーム。料金は入場料として一般1000円、大学生500円、高校生以下または満18歳未満、同70歳以上は無料。