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災害時の通信インフラ被災予測AIを初開発 約90%の高精度 減災や復旧に貢献 NTT

日本電信電話(NTT)は、災害時に通信インフラの屋外設備の被災予測 AI を初めて開発した。正確性について約9割の精度があり、電柱などの破損を高確率で推測できるという。災害発生時の減災や早期復旧につなげたいとしている。

被害規模を想定し事前の対応により、その軽減や素早い復元が可能となる。そのためには、設備の被災を予測するだけでなく、雨量や地震動、地形などの想定も必要であり、条件が複雑なため国内のインフラの被災予測をすることは困難であった。

今回、NTTは蓄積した被災データを用いた予測AIを開発。「豪雨による土砂災害に対する電柱の被災予測」と「河川氾濫に対する橋の管路被災予測」「地震に対する地下管路の予測」が可能だという。

今後について、NTTは「社会インフラ全体の防災、減災および早期復旧に貢献し、日本のあらゆるインフラを強靭化することを目指す」と力を込めている。