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放射光施設「ナノテラス」が稼働開始 物質や生命機能をナノレベルで可視化 QSTとPhoSIC

量子科学技術研究開発機構(QST)と光科学イノベーションセンター(PhoSIC) は、世界最高レベルの放射光施設「ナノテラス3」の建設を進めてきた。これが完了し、今月1日から稼働を開始している。

ナノテラスは、エックス線を用いて、物質の機能に影響を与える電子状態の可視化が可能な施設。物質や生命の機能をナノレベルで可視化し、学術及び産業界における研究開発に貢献する巨大な顕微鏡として期待されている。

QSTは「触媒化学や生命科学、磁性・スピントロニクス、高分子科学などの分野において、機能可視化により新材料・デバイスの創出や研究開発の加速などにつながるなど、日本の競争力の強化に大きく貢献できる」としている。