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JST、D-Globalの対象6件を決定 革新的ケミカル技術や分子集合体治療など

科学技術振興機構(JST)はスタートアップ創出を助ける「ディープテック・スタートアップ国際展開プログラム(D-Global)」の対象となるテーマ6件を、応募のあった32件の中から決定した。支援が行われる期間は最長3年。研究開発費は原則3億円までだが、正当な理由がある場合は5億円まで出資を受けられる。

新たに採択されたのは吉田曉弘・弘前大学准教授の「プラスチック混合廃棄物や繊維製品

に対する革新的ケミカルリサイクル技術の事業化検証」、東京医科歯科大学の味岡逸樹准教授の「ペプチドを基盤とした新規モダリティ『分子集合体治療』の創出」などだ。

D-Globalは大学などのスタートアップの創出に向けた事業開発と研究開発を支援するもの。産学官の共創で、社会や経済に変革をもたらす可能性のある新興企業の創出を目指している。