《NCCUが厚労省へ83万1542筆の署名を提出|10月15日》
全国の介護従事者らで組織する労働組合「日本介護クラフトユニオン(NCCU)」は15日、来年度の介護報酬改定に向けて83万1542筆の署名を厚生労働省に提出した。
NCCUが署名活動を通じて訴えたことは、
● 介護従事者が仕事を安心・安定して永く続けることができる水準に介護報酬を設定すること
● 利用者、家族、介護従事者が理解し、納得できる簡素な仕組みの介護報酬を設定すること
の2点だ。政府への要請書では、「介護が生涯にわたり選ばれる職業となるよう、他産業との賃金格差を是正するとともに、抜本的な改革が不可欠」と主張した。
あわせて、介護従事者が希望と誇りを持って働ける環境を整えることが、制度の持続可能性の確保や質の高いサービスの提供につながると訴えた。
NCCUは今年6月、「50万筆署名活動」を掲げて取り組みを開始。介護現場だけでなく他産業にも協力が広がり、当初の目標を大きく上回った。
厚労省への働きかけの後、NCCUの村上久美子副会長は記者団の取材に応じ、80万筆を超える署名について「介護従事者だけでなく、利用者やその家族も介護従事者の必要性を実感し、介護報酬の引き上げを求めている。その思いの表れだ」と述べた。
また、染川朗会長は、税や保険料の負担によって制度を支えている現役世代が署名に広く協力したと報告し、次の言葉に力を込めた。
「社会保障費を抑制する手段として介護従事者の賃金を抑制するのは間違っている」