《 SOMPOケアソリューションズ・薄一臣代表取締役社長|2026年8月撮影 》
SOMPOケアグループで介護事業者の経営改善などをサポートするSOMPOケアソリューションズ(CSL)は、月額型の「伴走支援サービス」を新たに展開する。今年11月頃からの提供開始を目指す。
人材難や物価高、制度対応、生産性向上など、事業者が直面する多様な課題に対応する。SOMPOケアが培った実践知をベースに、テクノロジーの活用や業務改善、マネジメント、教育・人材育成、食事提供の合理化といった幅広いテーマの相談を受け付け、サブスクリプションで継続的に支えていく。
CSLは2028年度に売上高100億円を目指す。この「伴走支援サービス」を新たな柱に据えて、個々の現場に合った解決策を総合的に組成する介護経営支援のプラットフォーマーへの成長を図る。
事業拡大の強力なエンジンと位置付けるのが、グループ会社のエヌ・デーソフトウェアが手掛ける「ほのぼの」シリーズとの連携だ。全国で累計7万2300事業所以上に導入されている介護ソフトの顧客基盤を生かし、サービス提供の接点を広げる。
CSLの薄一臣(うすきかずおみ)代表取締役社長は、「現場の課題は複雑に絡み合っており、部分的な改善だけでは十分に解決できない。全体最適の経営変革に向けてワンストップで伴走していく」と意欲をみせた。
CSLはこうしたサービスを通じて全国の介護経営データを蓄積し、AIを活用した高度な支援モデルへの発展も将来的な視野に収める。薄社長は、「効率化そのものが目的ではない。利用者に寄り添うという介護の大切な価値を守るために、事業を持続可能なものへと変えていくサポートをしたい」と述べた。