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農林水産省、令和7年度の入省式を開催(第18831号)

 農林水産省は4月1日、本省7階講堂で令和7年度の入省式を行った。式典には、渡邊毅農林水産事務次官、渡邉洋一農林水産審議官が参加したほか、江藤拓農林水産大臣が出席し、訓示として入省者への期待を込めた言葉を述べた。

 本年度の農林水産省の入省者は、本省庁採用者297名、地方機関採用者608名の計905名。入省式では、代表者が宣誓を行い、「国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務すべき責務を深く自覚し、日本国憲法を遵守し、並びに法令および上司の職務上の命令に従い、不偏不党、かつ、公正に職務の遂行にあたることを固く誓います」と決意表明した。

 江藤大臣、農林水産省には「最後まで現場に寄り添う姿勢がある」

 江藤大臣は訓示で入省者に向け、農林水産省の特徴として、「地味だが、『しっかり最後まで現場に寄り添う』という姿勢がある」、「意見が言いやすい」と説明。

 また、農林水産省や農林水産業が置かれている状況について触れた上で、「一緒に日本の農業を支えていこう。農林水産省を背負っていくのは君たち。これまでの考えから一歩も二歩も、三歩も四歩も前に出た新しい改革、新しい発想が求められている」と鼓舞した。

 さらに、「これから5年間、集中的に農業の構造改革に取り組む。食料・農業・農村基本法を改正し、基本計画を書き上げ、それによって目指すべきこの国の農林水産業の方向をしっかり国民に示す。国民理解のもとに、新しい農政を作り上げていく。その記念すべき年に入省した諸君に、心から期待している」と激励した。