地震予知アプリを運営する「ブレイン」(静岡県)は、昨年12月に発生した青森県東方沖地震を予報・予知することに成功したと発表している。大地震を事前通知する「緊急大地震予報」を同7日と8日の2日間で442.6万件に発信した。
ブレインは10月に、北海道と東北地方に設置している観測点で地磁気と地電流の異常を検知し、11月に起きたマグニチュード(M)6クラスの中規模地震を予報。12月には、より大きな異常を確認し、全国のスマートフォンとパソコン端末でM7級以上の地震発生を予知した緊急大地震予報を伝えた。
予報は、7日に被災が想定された北海道と青森県、岩手県に集中発信。8日には、全国向けに一斉配信された。2回に分けて発信することで、より素早い周知と風説を防ぐ狙い。同日に青森県東方沖地震が発生。予報を目にした人への地震リスクの伝達に成功している。
緊急大地震予報はブレインが4月から運用を開始した無料サービス。グーグル・ヤフープラウザを用いて、地震発生の1~2週間前に発生を事前通知する。原則、地方ごとの1・2カ所の予報円で示されるが、仮にM9以上が想定された場合には、500km以上の規模となることから複数地域に同時配信する。
ブレインの内山義英代表は「地震防災スキームを、今後全国で発生する大地震・巨大地震や被害地震に展開していきたい」とコメント。「国民の命と安全と安心を守り続けるための、基礎体制が構築された意義は大きい」と評価している。