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立命館、学生団体「おおきに」の万博活動を報告 表現力などで成長 

立命館大学はこのほど、大阪・関西万博への参画の成果を発表した。万博に向けて活動した学生団体「おおきに」を紹介している。立命館は「経験をこれから我々としても生かしていきたい」と振り返り、「学生たちがやりたいことを今後もサポートしていきたい」とした。

立命館は〝挑戦をもっと自由に〟をテーマとする「学園ビジョンR2030」を掲げている。大阪・関西万博のビジョンと重なることから協賛してきた。おおきには、2023年に発足し268人の学生が所属。運営と社会課題推進部門の班に分かれている。

万博の会期である184日間のうち61日で、68企画で出展・登壇したと報告。約400人の教職員と2000人の学生・生徒が関わり、立命館の企画には合計で約6万人が参加したとしている。

パビリオン「クラゲ館」などで、ワークショップや展示、ステージ発表などを実施してきた。おおきにに所属する学生を対象にしたアンケートでは、「表現を調整し理解してもらえる説明」や「フィードバックを収集し、ブラッシュアップしていくことができる」などの成長実感が特に確認されたという。

おおきに代表の髙木葵凪さんは、企画の立案・実施力、コミュニケーション能力の面で成長することができたと語り、「出会った人とのつながりを大切にし、万博はゴールではなくきっかけであるという意識を持っていきたい」と話している。