北海道、JICA北海道及び北海道大学は、「SDGs×北海道セミナー2024」を1月22日㈪に学術交流会館講堂及びオンラインで開催し、北大の学生、教職員を含む一般市民約154名(会場22名・オンライン132名)が参加した。
セミナーは、北海道総合政策部計画推進課の佐々木敏課長が司会進行を務め、最初に、北海道総合政策部計画局の笠井敦史局長とJICA北海道の阿部裕之所長が開会挨拶を行った後、㈱ウエカツ水産代表取締役の上田勝彦氏が『海・人・魚が共に生きる条件を考える~ 日本の水産業における持続性と非持続性~』をテーマに基調講演。上田氏は、水産業の持続性を考える上で生態学・経済学・社会学の三つの視点が重要であることを、図解しながら説明した。
続く「SDGsに関する取組発表」ではJICA海外協力隊の経験者である村上万龍氏、大学院国際食資源学院博士課程2年の菅野隼人氏、水産科学院博士課程1年の小南彩夏氏及び北海道剣淵高校の生徒4名が発表した。
その後、『いつまでも美味しく水産資源を食べ続けられる未来とは』 をテーマに、パネルディスカッションが行われた。
ディスカッションでは、北大サステイナビリティ推進機構の加藤 悟教授がファシリテーターとなり、上田氏と取組発表者が参加して、水産資源を活用するための消費者意識への働きかけの重要性などについて議論が交わされた。
最後に北大の出村 誠総長補佐・教授が閉会挨拶を行い、大いに盛り上がったセミナーは幕を閉じた。