立命館社会起業家支援プラットフォーム(RIMIX)の参加学生が事業を展開する一般社団法人「Focus on(フォーカス オン)」は、発達障害など見えない困難を抱える人々が、自分の特性を深く理解し、必要な支援を求められる力や、自らの力で自分を支援するスキルを身につけられるアプリ 『Focus on』をサービスリリースしている。
先天的な脳機能の発達の偏りによって、 行動面や情緒面に特性が現れる発達障害。文部科学省の調査では、公立小中学校の通常学級に通う児童生徒のうち、1クラスあたり3人に発達障害の可能性があり、支援策の確立が喫緊の課題となっている。
こうした現状で、新たな支援モデルを構築しているのが『Focus on』。『Focus on』とは、目に見えない疲れを可視化し、ユーザーの安心できる人のもとにユーザーの状況を〝共有する〟セルフケアアプリ。
本人から見える世界や感覚をベースに疲れ度を可視化し、困り事等を共有することによって、本人なりの頑張りや見た目ではわからない〝大変さ〟について伝える/知ることができる。
今回リリースしたサービスは、ユーザーの困り感を、保護者や学校の教職員にアプリやwebシステムを通して伝えることができ、周囲の人々がこれまで見えなかった困り感が見え、サポートのタ イミングがわかるのが特徴。目に見えないユーザー固有の感覚を可視化し、周囲に伝えるきっかけとなることが期待される。