中学生・高校生・高専生を対象に、スーパーコンピュータ「富岳」を用いて並列計算プログラム作成を実習する「スパコン「富岳」体験塾」が、8月7日㈪・8日㈫の2日間にわたり東京大学 情報基盤センター(本郷地区 浅野キャンパスで開催される。主催は高度情報科学技術研究機構。すでに参加者募集は終了している。
中学・高校・高専生が直接「富岳」にアクセスして自分で作ったプログラムを流すことができる数少ない機会。これまで、「富岳」が設置されている神戸のみの開催だったが、今回初めて東京地区(東京大情報基盤センター)で開催することになった。
今回の課題は、〝スーパーコンピュータ「富岳」を使って、単純なアルゴリズムで複雑な模様を自動的に描いてみよう!〟。
身の回りの綺麗な模様や構造は、どのようにして発生するのか。これには、「自己組織化」と呼ばれる現象が関係しており、生物、物理、化学、いろいろな分野でみられる。今回は、それを調べるために使われる数理モデル「セル・オートマトン」を扱う。知らず知らずのうちに計算科学の面白さに引き込まれ、スパコンの圧倒的な有効性を体感できる内容となっているという。