東京学芸大学は環境教育を目的とした環境教育研究センター附属教材植物園が、環境省の自然共生サイトに認定された。同大の生物多様性への取り組みなどが評価されている。
園内は里山環境に特徴的な数多くの鳥類や昆虫類、両生類が生息している。農薬を使わないことを方針としており、農業生態系において希少種となっている昆虫類も存在しているという。園は授業や研究だけでなく、学外団体の野外活動の場としても利用されている。
こうした特長から、民間により生物多様性の保全が図られている区域として評価する『自然共生サイト』に環境省が承認した。
同大は「園内の豊かな自然に基づく生物文化多様性を、引き続き活用していくとともに、今後はこれまで以上に教材植物園が持つ多様な価値を広く発信していきたい」とコメントしている。