お茶の水女子大学と東京ガスは28日、「地域のレジリエンス向上及びサスティナブル・キャンパスの実現に向けた包括連携協定」を締結し、自治体のレジリエンス向上支援サービスの共同開発を開始した。
両者は「地域のレジリエンス向上に関わる共同研究・共同事業に関する事項」や「サスティナブル・キャンパスの実現に向けた取組に関する事項」、「SDGs推進に関わる専門的人材の育成に関する事項」など主に4項目で連携する。
災害発生時の自治体の組織体制や施設等のハード面と災害食や保健衛生などソフト面を評
価し、自治体が改善すべき点の見える化から具体的なソリューションの提案も行う。一定のレジリエンスがあると診断された自治体には「(仮称)レジリエントシティ認定証」を発行するという。
お茶の水女子大の佐々木泰子学長は「協定の締結により、東京ガスとの緊密な相互連携に基づいた取組が進められることを大変心強く思うとともに、『地域レジリエンス』という喫緊の社会課題に対して、両者の知見を活かした新たなイノベーションが誕生することを期待している」とコメントしている。