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現場のニーズから生まれた電動式低圧吸引器 岡山大病院と三幸製作所が共同開発 「ユーザビリティーにこだわり、医療従事者の負担軽減」

岡山大学病院と医療機器メーカー「三幸製作所」は医療現場の意見を取り入れた電動式低圧吸引器を開発した。吸引作業やメンテナンスがしやすくなり、医療従事者の負担軽減が期待される。

少子高齢化が進み、働く世代の負担が求められる中、医療現場においても医療従事者の負担軽減は大きな社会的課題となっている。それを改善すべく両社は新たな吸引機を開発した。

吸引機の主な特徴には、「シリンジを使用せずに直接排液バッグに滅菌水を投入できること」「排液バッグにキャップを付属することで探す手間を省ける」「操作パネルのボタンや表示が分かりやすい」の3点があげられている。ニーズを聞いた後に作っており、現場の課題解決の一助になりそうだ。

開発担当者は「ユーザビリティーに特化した製品ができた。シンプルながらかゆいところに手が届く」と紹介している。

外観写真㊧と滅菌水投入イメージ、キャップ㊨