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【近畿大】純米吟醸酒「近大酒」新発売 地元の老舗酒蔵と共同で製造し、近大ブランドで地域活性をめざす
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□ポイント■

○純米酒「近大酒」の新酒に加え、新発売となる純米吟醸酒「近大酒」を製造

○農学部の学生約60人と教職員が協力して田植えや収穫を行った酒米「山田錦」を使用

○文芸学部の学生が純米酒・純米吟醸酒の酒瓶のラベルデザインを担当

近畿大学附属湯浅農場(和歌山県有田郡湯浅町)は、天保11年(1840年)創業の老舗蔵である髙垣酒造㈱(和歌山県有田郡有田川町)と協力し、附属湯浅農場で栽培した酒米「山田錦」を100%使用した純米吟醸酒『近大酒(きんだいさけ)(KINDAISAKE)』(720㎖)を3月3日に新販売した。また、これまで販売してきた純米酒「近大酒」(720㎖及び一升瓶)の新酒もあわせて販売する。

近畿大附属湯浅農場は地域活性と地産地消を目的に、令和2年(2020年)から酒米「山田錦」の栽培に取り組んでいる。令和3年(2021年)には地元の酒蔵である髙垣酒造株式会社との共同事業により、純米酒「近大酒」の販売を開始した。

3年目の販売となった今年は、令和4年(2022年)に農学部の学生約60人と教職員が協力して田植えや収穫を行った酒米を使用し、純米酒「近大酒」(720㎖及び一升瓶)に加えて、新たに純米吟醸酒「近大酒」(720㎖)を製造した。

純米酒は米の旨味がギュッと詰まっており、芳醇でコクのある旨さが特徴。一方、低温でじっくりと発酵させ、寒仕込みで醸(かも)した純米吟醸酒は、上品な味わいとのどごしの良さが特徴となっている。

また、酒瓶のラベルは実学教育の一環として、文芸学部芸術学科造形芸術専攻の学生がデザインした。近畿大の学部イメージカラーを使って、日本の伝統的な波文様を虹色で表現し、文字や数字の一部は米の形をあしらって、希望に満ちた明るい未来を連想させるデザインとした。