東京慈恵会医科大学は、4月から大学院医学研究科に医科学専攻修士課程「遺伝カウンセリング学」を開設する。今後、遺伝情報を利用した医療は急激に拡大することが見込まれ、遺伝医療やゲノム医療に携わる人材の充実が急務であるという。
専攻の特色は「国際的な視野に立った知識と実践の習得」や「多彩な領域の遺伝診療、遺伝カウンセリングへの早期からの陪席」「徹底的なロールプレイ演習」。入学定員は1学年2人。西新橋キャンパス(東京都港区西新橋)での受講となる。
同大は「技術的な側面だけでなく、多様性を尊重し、全人的な人間性を有した医療人として認定遺伝カウンセラーを育成したい」と新設に向けて力を込めた。