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京大が4月に公開講座「人生100年の道のり-「老い」の見方を変える-」

京都大学は4月27日に公開講座「人生100年の道のり-「老い」の見方を変える-」を開催する。

「老い」への不安は「衰え」への意識を生み、時に人間に苦しみをもたらす。特に長生きで きるようになった現代では、多くの人が自分や誰かの「老い」に発する問題に直面するかもしれない。しかし、人生100年の今、「老い」を単なる加齢や衰退として捉えることは現状に合わない面もあり、少し切り口を変えて「老い」を見直す必要がある。

講座では、老化のプロセスや人間が生涯で経験する変容の意味について、脳内メカニズムの変化や人類の進 化、文化や環境の差異などさまざまな観点から考える。

講座で開かれる講演の内容は「生涯学:加齢観の刷新をめざす学際的研究」と「老化と対話する医療から新しい健康概念へ ~ 寿命の進化論的考察より」。人間環境学科の月浦崇教授と近藤祥准教授が担当する。その後、坂本龍太准教授を加えたパネルディスカッションが開催される予定。

時間は午後2時~5時まで。会場は京大国際科学イノベーション棟5階のシンポジウムホール(京都府京都市左京区)で、参加費は無料。定員は270人までとなっている。ホームページ(https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/event/2024-02-09)から26日まで申し込みができる。オンデマンド視聴は不要。