北海道大学サステイナビリティ推進機構と同大学発スタートアップ企業の合同会社エゾリンクは、子ども環境情報誌エコチルの協力のもと、エコサイエンス体感イベント「カーボンクエスト 炭素になって、さあ冒険だ!」をこのほど開催した。
「カーボンクエスト」は、炭素循環の仕組みを理解することを通じて、気候変動問題を考えることを目的に、エゾリンクが開発したプログラム。
イベントには、小学校4年生から6年生の子どもと保護者、20組46名が参加。はじめに、北海道大学総合博物館「知の交流ホール」に集合し、〝ちょっとお茶目なテオ博士〟に扮したエゾリンクの權 台五さんと、同社の風張喜子さんの掛け合いによる、二酸化炭素発生の科学実験を見学した。
続いてエルムの森に移動し、樹木の間を巡るウォークラリー形式のクエスト(探索)を行い、炭素循環の仕組みを体験しながら楽しく学んだ。
屋内と屋外を使った体験型のイベントは、大人も子どもも両方が楽しく学べたとして好評の声が参加者から寄せられ、イベント後に実施したアンケート(回収率65%)からも、気候変動に関する興味喚起、発信、主体的な学びのきっかけ作りにつながったことが分かった。
また、イベントの様子は昨年12月19日にNHK総合テレビで放送された0755DDチャンネルの「科学と世の中をつなぐ 〜ポスドクチームの挑戦〜」などでも紹介された。