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アートと技術を通して社会課題に向き合う学際的研究教育を推進 東大がソニーGと「越境的未来共創社会連携講座」設置

東京大学とソニーグループは協力して、東大大学院情報学環に講座「越境的未来共創社会連携講座」を設置した。レクチャーとワークショップ、実践プロジェクトを通じて共同研究に取り組む。社会課題に向けた批評分析的アプローチと、アート・デザイン・工学を通じて未来に向けた問題提起・課題解決アプローチを結合し、両立させる人材『クリエイティブ・フューチャリスト』の育成などを目的とするもの。批評的視点による問いの抽出や創造的視点による提案実装、専門性を超えたコラボレーションを通した思考に基づく創造活動を行うという。

設置期間は昨年12月~2027年3月31日までの約3年間。山内祐平学環長は「今回の越境的未来共創社会連携講座でのソニーグループとのコラボレーションを通して、創造

的な人材が育まれ、独創的な研究成果が生まれることを期待している」とコメントしている。

また、講座設立を記念して22日に東京大学 情報学環・福武ホール 地下2階(東京都文京区)で午後3時からシンポジウムが開かれる。特設ページ(https://cfi.iii.u-tokyo.ac.jp/)から申し込みが可能。参加費は無料。