埼玉大学学生と院生による有志団体「Spring Up」が、〝すべての人が過ごしやすいトイレプロジェクト〟として、埼玉大ダイバーシティ推進センターの協力のもと、無料の生理用品を大学トイレ24ヵ所(女性トイレ15ヵ所、みんなのトイレ7ヵ所、男性トイレ2ヵ所)に設置した。男性トイレ2カ所にはサニタリーボックスも新たに設けた。
Spring Upは昨年6月、〝すべての人が過ごしやすいトイレプロジェクト〟を発足。大学内のトイレ(女性トイレ、みんなのトイレ、男性トイレ)への無料生理用品設置と男性トイレへのサニタリーボックス設置を目標に、プロジェクトを進めてきた。
昨年6月から8月、Spring Upは、埼玉大の学生、院生、教職員らを対象に、学内者の生理の実態と生理用品設置に対するアンケート調査を実施。826名の回答が得られ、無料設置に対して女性のトイレには93%、みんなのトイレには65%、男性トイレには21%の人が賛成との調査結果を得た。
この結果をもとに大学内で協議が進められ、11月19日までの1カ月にわたる生理用品設置のモニタリング期間を経て、12月1日から無料生理用品の設置が実現。12月5日からは男性個室トイレにサニタリーボックスが設置された。