国立民族学博物館(大阪府吹田市千里万博公園)は、みんぱく創設50周年記念の企画展「水俣病を伝える」を3月14日~6月18日まで開催する。水俣病を伝える活動の魅力とそこから学べる可能性を探る。
展覧会では水俣病の歴史や被害者の苦しみ、公害経験を生かしたまちづくりをしている人たちの思いを伝えるという。見どころは「『水俣病を伝える』活動に取り組む人びと」「ことばやモノ、イメージ、場所のもつ力」「フィールドワーク展示」の特に3点。約150点の資料が展示される。
展覧会中のイベントとして、水俣病センター相思社の永野三智常務理事らによる「みんぱくゼミナール」が3月16日に、水俣病を語り継ぐ会の吉永利夫理事を招いてドキュメンタリー映画を見る「みんぱく映画界」が6月8日に行われる予定。ほかにも5種類が開かれる。
会場は博物館の本館企画展示場。時間は午前10~午後5時まで。休館日は原則水曜日だが、3月20・21日は休館となっている。観覧料は一般580円、大学生250円、高校生以下は無料。