名古屋大学は社会人に門戸を開いた「名古屋医療情報学プログラム(NCIP)」(履修証明プログラム)を全国で初めて開設する。来月29日まで募集しており、受講期間は来年6月1日~12月29日までの予定。
医師向けに開講している社会医学系専門医になるための医療IT研修プログラムの経験等を生かし、同講座で医療分野に関わる業務に従事する社会人(会社員や行政職員等)向けに教育を展開する。
国が医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に本腰を入れる中、需要が高まる医療とITの両方が分かる人材の養成を目指す。同大では、全国の医療IT系の専門家による網羅 的な教育により、医療に関係してこなかった人材も含め、広く産業界からのより安全で、効 率的な医療の推進に貢献出来る人材育成にも力を入れる方針。
講義では基本的な医療情報の知識に関する講座を23科目を受講できる。1科目は3時間だ。対象者は大学卒業者である医療従事者またはその職に就く見込みの者。受講料は25万円。受講方法はeラーニングを用いたオンデマンド講義となる。コースでは1年間で60時間以上履修すると修了証が授与されるという。