近畿⼤学(⼤阪府東⼤阪市)は、㈱グラファー(東京都渋⾕区)が提供する⽣成AI活⽤プラ ットフォーム「Graffer AI Studio」を、1⽉22⽇から3⽉31⽇までの期間、試験導⼊します。これにより、ChatGPTと同様のAIモデル「GPT-4」が利⽤可能となり、⽣成AIの活⽤によって職員の業務効率化を図る。
近畿⼤ではこれまでに、電⼦決裁や電⼦契約、オンライン証明書発⾏、メッセージプラットフォーム「Slack」など、DX推進のためのシステムやツールを積極的に導⼊。業務効率化や学⽣サービスの満⾜度向上に取り組んできた。
今回導⼊する「Graffer AI Studio」には、学内のデータを取り込み、ChatGPTのような対話形式でAIに質問回答や⽂章⽣成をさせる「チャットサービス」、学内で保有しているWordやPDFなどのデータを取り込み、それらのデータを元にした⾼精度のAI情報検索ができる「ナレッジベース」という機能を有している。
さらに、処理したいデータを取り込み、プロンプト(AIに処理してほしい⼊⼒指⽰)を⼀度書くだけで⼤量 の処理を数秒で完了できる「⼀括処理アプリケーション」の機能も持っており、これらを⽤いて、経営 企画や広報、教務など、さまざまな業務で効率化を図ることができる。
同サービスを提供する㈱グラファーは、業務で⽣成AIを活⽤するための課題分析やゴール設定に伴⾛し、中⻑期的に職員⼀⼈ひとりが⽣成AIを活⽤していくための研修や⼈材育成コンテンツの提供まで包括的に⽀援している。今回の試験導⼊をきっかけに、業務削減の効果や、職員のAI・ITスキル向上への影響を検証し、AIの利⽤拡⼤を目指す。