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日大SUが民間ファンドから7000万円の資金調達 革新的核融合炉の開発を実施 

日本大学発の核融合スタートアップ「LINEAイノベーション」は民間ファンドから7000万円の資金調達を実施したと発表した。磁場反転配位(FRC)方式とタンデムミラー方式による核融合炉の実現に向けた開発を行う。

両方式では、日本が中心的な研究の役割を担ってきた。日本大はこれまで、米国企業と連携したFRC研究において1億度のプラズマ閉じ込めを実現するという成果をあげている。高いプラズマ閉じ込めを実現できることから、中性子の生成が全くない先進燃料核融合の実現が期待されている。

同大は「FRCとタンデムミラーそれぞれの長所を生かし、これらを相補的に融合させた革新的な核融合炉概念を提案し、その研究開発を行う」とコメントした。

日大で研究が進められているFRC型核融合実験装置