横浜市立大学は奥村春香特任教授らと家庭が居場所である若者に問うアンケート調査を実施したところ、男女ともに約半数が「そうではない」と答えていたと発表した。今後、「若者の生きづらさに寄り添い、心の強靭さ(心理的レジリエンス)の獲得」につながる研究を進めると発表した。
奥村春香特任教授が代表を務めるNPO法人の家族と連携して、全国の15〜25 歳以下の男女を対象に、「家庭を自分の場所と感じられていない若者実態」についての調査を行った。
それによると、家庭が自身の居場所である「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた男性は146人のうち72人、女性は254人の中の128人であった。「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」と答えた男性50.7%、女性は49.6%であった。
同大学は「個人の特性に合ったコンテンツの提供が可能な、若者にとって心理障壁の低いメタバースプラットフォームの構築を引き続き進めていく」としている。