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医療現場での大規模言語モデルの有効性 東北大病院とNEC等実証「作成時間5割削減」

日本電気㈱(NEC)と東北大学病院は、「医師の働き方改革」に向けて生成AIでの日本語大規模言語モデル(LLM)を活用して電子カルテなどの情報をもとに医療文書を自動作成する実証実験を行った。実証は東北大学病院で10人の医師の協力の下で実施。その結果、紹介状など要約文章を新規に作成する場合と比較して時間をおよそ5割削減でき、正確性についても高く評価された。

NECは今後について「LLMと音声認識を組み合わせた医療文章の作成支援やLLMを活用した症状詳記などの医療文書の自動作成に関する実証も行う予定」と説明。「これらを踏まえ、LLMを活用した医療機関向けのソリューションを2024年内に提供開始する」としている。

LLM で電子カルテから医療文書を自動作成