日本女子大学は、第17回「平塚らいてう賞」贈賞式を目白キャンパス(東京都文京区目白台)内の新泉山館大会議室で開催した。顕彰を受賞した上智大学の三浦まり教授など3人に賞状と副賞賞金を贈呈した。
平塚らいてう賞は、男女共同参画社会の実現および女性解放を通じた世界平和に関する研究や活動に対して、顕彰と奨励をはかることを目的に2005年に創設された。今回は計14件の応募があった。
三浦教授のほか北海道大学博士課程の山中仁吉さん、東京外国語大学の海老原志穂フェローが受賞している。
篠原聡子選考委員長は「らいてうの多面的な活動のそれぞれの延長にあるような3人の皆様の研究、活動の受賞が、混沌とした現在の社会で、らいてうがあきらめなかった未来に、私たちが共に向き合う活力となることを願っている」とコメントしている。