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月・惑星における生存圏拡張、居住・生活圏構築開発への扉を開く 立命館大「宇宙地球探査研究センター(ESEC)」を設置

立命館大学は7月1日に、月・惑星における人類の生存圏拡張と、将来的な居住・生活圏構築に先駆けた探査拠点となる宇宙開発・インフラ構築に取り組む日本初の研究組織「立命館大学宇宙地球探査研究センター(英語名称:Earth & Space Exploration Center(ESEC)」を設置する

◆人類の生存圏構築を目指して―探査・開発フェーズに焦点を当てた日本初の研究組織―

立命館大総合科学技術研究機構教授の佐伯和人センター長以下、学内25名を超える探査や拠点開発に関わる多様な領域を専門とする研究者が、〝人類の生存圏の維持と拡大に貢献する〟という共通するビジョンのもと、センターに集う。

発見型探査を第1フェーズ、探査拠点開発を第2フェーズ、将来的な宇宙での都市開発を第3フェーズとすると、人類の生存圏構築に向けて宇宙開発の現場を切り拓く第2フェーズにフォーカスを当てた研究組織は日本初となる。

人跡未踏の地に自ら探査・開発拠点を構築し、最先端の観測データをもたらすことを使命としている。

◆ESECの社会的意義─多様かつ高度な宇宙研究を、月・惑星探査の観点で捉え直し、連携させる

①月・惑星の探査と利用に関する研究で、日本の大学で唯一の拠点として宇宙研究分野を牽引する。

②人類の生存圏拡張に向けて、宇宙・地球の両面からアプローチする。

③国内外のフロンティアスピリッツを持った研究機関や企業等と、パートナーとして連携する。

同センターは、月・火星を主たるフィールドに位置付け、〝宇宙資源学の創成〟に挑む。具体的には、JAXAが計画している小型月着陸実証機プロジェクト(SLIM)や、月極域における水資源の存在・利用可能性の調査に向けた月極域探査ミッション(LUPEX)の搭載機器の開発・運用をはじめ、月・惑星での測量、地質・地 盤調査技術や月面基地建設に関する研究を推進する。

また、将来的な宇宙探査の基盤となる地球上でのフィー ルド探査でも、日本有数の拠点となることを目指す。これらの活動で、フロンティアに挑む多様な企業との連携のもと、月・惑星をフィールドとしたイノベーション創出と社会実装を進める。