東京大学は研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)に署名した。日本の大学としては初めて。東京大は分野の特性などに応じた多様な観点で研究内容の評価を行うことを表明している。
DORAは2012年の米国細胞生物学会年次会議において起草された研究評価のあり方に関する勧告だ。「出版物の数量的指標やその論文が発表された雑誌がどのようなものであるかということよりも、その論文の科学的内容の方がはるかに重要」といった内容が盛り込まれている。
同大は「世界の公共性に奉仕する大学として、学術の健全で多様な発展をめざすグローバル
な議論に積極的に貢献していく」と説明している。