沖縄科学技術大学院大学学園(OIST)と㈱東芝は、産学連携の推進に関する覚書を締結した。カーボンニュートラルやクアンタムトランスフォーメーション(QX、量子による革新)の実現に向けた共同研究を推進。さらに、先端研究をテーマに次世代の人材育成を行い、わが国技術課題を想起に解決していく。
OISTは分野を隔てる学部の壁をなくし、世界中から集結したさまざまな専門性を持った研究者や学生たちが共に研究を行い、イノベーションの創出を目指す大学院大学。東芝は、量子技術、次世代コンピューティング技術、さらにカーボンニュートラル分野の先端技術の研究開発を行っており、これらの分野で世界をリードしている。
多様な人材を有するOISTから生まれるユニークな先端技術と、東芝が強みを持つさまざまな技術を融合させることで、技術課題を早期に解決し、社会実証を進め、技術のダイバーシティによる新たな価値創出を目指す。
また、東芝とOISTは、共同先端研究や人材・技術交流を起点とした次世代イノベーターの育成を行い、日本の学術の向上および国内産業の競争力向上に広く貢献する方針だ。
共同研究の実施や研究者交流、それぞれのニーズに合致したテストベッド構築などで協力していく。両者は「東芝とOISTは、共同先端研究や人材・技術交流を起点とした次世代イノベーターの育成を行い、日本の学術の向上および国内産業の競争力向上に広く貢献していく」としている。